April 13, 2016 9:37 PM
中国陶磁器三昧
陶磁器の最高峰といわれる汝官窯の青磁、最も美しい白磁とされる定窯。鮮やかな辰砂の鈞窯、優れた装飾の磁州窯を観に行ってきました。
福岡空港から上海へ・・・
上海博物館を見学
清明節で予想以上の待ち時間、予定の豫園見学が食事のみとなる。
定窯の白磁 このころから横を丸めたデザインがあったとは・・・。
魚文皿の上がりが美しい。上海博物館にて。撮影OKなので嬉しい!
清涼寺にて。来年博物館が完成予定。
明、清時代の建物が残る
陶芸家宅にて汝窯青磁の陶片見学
陶片さらに拡大
均窯を得意とする陶芸家宅にて、陶片見学
前の陶片とは異なる気がした・・・
神垕地見学 古い街並みに新陶の土産物が並ぶ。
やきのもの神様も祭ってあるとのこと。
どこかでみたようなものを大量にみる^^;
積まれた煉瓦や屋根瓦も面白い。
鈞官窯博物館が休館
急遽 宣和陶瓷博物館を見学
磁州窯系の出土品。様々な模様が墨絵をみるようだった。
鈞窯 天目、曜州窯の文様も美しい
古い建物が残る扒村
磁州窯系統のものもみることができた。
鄭州にて 見学
卜占に使われた甲骨文字
殷の燭台
唐の三彩など、古代文明も面白かった。
磁州窯博物館へ
みやすく美しい配置
金の赤絵に宋の鉄絵、陶三彩も流れが美しい。
生産工程が分かりやすく解説。とても合理的な仕組み。
館内に工房もある。
陶芸家の芸術館を拝見する
唐と元の片口!宋の鉄絵にもやきものの源流を感じる
(分かっていながらも韓国や日本のやきものはここからきたんだと納得する)
塩笥も発見!
職人技に惚れ惚れ見惚れてしまう。本当に凄い筆さばき!
陶枕の収蔵品も凄かった!
磁州窯遺跡も見学
河北省博物院を見学
唐の白磁も美しい~作ってみたくなる型物
文廟も見学
木の枝が面白い(エンジュ?)壁は科挙の合格者名?
また行ける機会があればいいなぁ・・・
700年の歴史が蓄積された丘
近くでみたかったなぁ・・・
現代の工房、この夫人枕はヤフオクにでてる!
故宮博物院のなかにある、ずーとずーと奥の・・・
汝窯磁器展を見学♪
聞きなれない張公巷 焼成期間の短い貢献窯(コウヨウ)の貴重性などを知る
2階にも展示あり
壁には省ごとに分類された出土品の展示もあり。
最後に瑠璃廠 ここに古陶磁はなかった・・・
ガイドさんの勧めにより初のニーハオトイレを体験する。
翌朝、北京より青島を経由して福岡空港へ帰国。
Trackback (0)
Trackback URL: http://www.utuwa-ya.jp/mt/mt-tb.cgi/3394
お帰りなさい! うつわやさんにとっては何を観ても
ご自身の作陶に反映される、まさに「見学」なんですね!
自分は中国の陶磁は食わず嫌いな所がありますが昔の磁州窯の渋い小さい茶碗(旅茶碗)は使っています。
連続中華のあとの和食、本当にホッとします(笑)
中国陶磁は李朝や唐津に比べると、完成されすぎて近寄りがたい気もするのですが、陶磁器の源流を辿っていけば青磁や白磁に行きつくようです。
唐津の飯同甕窯も初期は青磁ぽいものを焼いてますしね~。繋がってますよね。磁州窯も鶏龍山の流れを感じます。
このごろ和食が続くと中国で食べた饅頭が食べたくなってます(笑)