うつわやブログ

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May 30, 2015 6:35 AM

美味しそうな器

MIHO MUSEUMで6月7日まで開催されてる "曾我蕭白「富士三保図屏風」と日本美術の愉悦 "を開く・・・どのページをめくっても解説が面白く、専門的なことも分かりやすく書かれている!
「古田織部展」で見た志野の向付と同手も紹介されている・・・

20150523oishisou01.jpg

左 「古田織部展」 右「日本美術の愉悦」

 美味しそうな器  「日本美術の愉悦」より

器そのものが美味しそう。まるでチョコレート菓子のようだ円形の見込みの底がぐっと奥に入り込み、三本足で軽やかに床から浮き上がる。口は四角形、端が巻き上がって縁となり、まるでぐみのような弾力、チョコレートが沁みこんだケーキのような質感だ。いい器はなぜか美味しそうにみえる。
鬼板と呼ばれる赤茶色い釉薬を掻き落とし、白く描かれた草たちは、片輪車と相まってふわりと風になびく。鼠色ではないけれど、鼠志野の代表作とされる逸品。




以前、織部展で上の写真の向付をみた時に、絵唐津の向付を思いだした。

20150523oishisou02.jpg

「かって内ヶ磯は唐津だった 古高取 古唐津展」

記憶では、同じ図柄!だと思ったけど、写真で確認すると微妙に違った・・・

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