うつわやブログ

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July 4, 2016 10:16 PM

個展に向けて その2

23日からはじまる"茶籠の室礼"の準備で毎晩、縫い物や編み物が続く・・・・・。

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斑の振出しには紅茶染めのヤシの繊維で、
白磁の降出しと茶巾筒はエンジュ染の麻で編んでみる。

特別注文で作っていただいた桐の曲げのわっぱは蓋が外れやすいので、袋を付けて、中には茶碗と棗、それに茶杓も入れる予定。

ここまで決めるまでも大変でした。いろいろと試し、友人達の協力を得て徐々にまとまってきました。

20160704koten02.jpg

ラフィアヤシの繊維(振出しの袋用に)

ヤシの繊維は短く、所々に継ぎ目ができます。太さも異なり、それがかえって自作の陶磁とあうように思えます。天然繊維ならではの弾力と艶もあり、見てて飽きない面白さもあります。

20160704koten03.jpg

均等になる編み方のコツを教えてもらうものの、すぐにはできず・・・そのままの状態で編んだので太さは異なります。(上の完成品は友人のサンプル)


それと、茶筅筒をどうするか?悩んだ結果、友人から、一閑張りを教えてもらう。

20160704koten04.jpg

試作を重ね、できたのが右下。柿渋を塗って天日干し。

昨晩は一番上の写真の手前にある黄色の久留米絣で、わっぱの袋を仕上げ、今晩は今から茶入の仕覆の型紙づくり・・・。
大変さもあるけど、みるてるだけでも楽しくなるものができてると思います。

20160704koten05.jpg

働く意欲が薄れないよう、休憩も忘れずに!


7月11日 追記

20160711koten06.jpg

ここ数日で作った曲げわっぱの袋と茶入れの仕覆

20160711koten07.jpg

これから作る予定の物

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Comments (2)

凄い!
徐々に仕上がってきていますね。
ワクワクします!

第7回 韓国古陶磁探求陶人展 も楽しみです!
陶芸家には辛い季節ですが、紅一点頑張って下さい。

後程写真を追加しますね。仕覆の紐は今までは木綿を使ってましたが絹紐を注文して、一人で盛り上がってます。

あと少しで窯の焼成が終了します!
いま水を1リットルぐらい飲みました(熱)

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