February 2, 2007 8:50 PM
陶片:李朝 鶏龍山窯
出光美術館の磁州窯(鉄絵)をみて、筆の線などこの鶏龍山窯によく似ていることに気付きました。
当時李朝は中国陶磁に憧れ模写したといわれてますから、あたりまえといえばあたりまえの事なのですが、朝鮮陶磁ばかり見ていると独自に発展した(中国のまねをしたけどできなかった?)特徴の方が強く、全く別モノのように感じられます。
極端にいえば中国は鑑賞陶器、李朝は生活雑器というイメージが強く
李朝は見ためは不完全ですけど、陶片断面(画像)を見ても、しっかりと焼かれており親しみやすく安心感を与えてくれます。
絶対にありえない事ですけど、
「白地線彫牡丹文梅瓶」が家にあったら毎日が緊張して落ち着かない気がします。
しかし磁州窯の陶枕はちょっと試してみたいかなぁ・・・w。
↑これも間違いなくありえないです。
(出光学芸員 金沢氏の解説によりますと陶枕は実際に枕として使われていたらしいです。)
↓他、鶏龍山の陶片。
ほとんどが砂を敷いて重ね焼きをしています。
素焼(三島)の陶片もあり、すべてが生(粘土)のまま釉薬をかけたわけではなかったと知りました。
Trackback (0)
Trackback URL: http://www.utuwa-ya.jp/mt/mt-tb.cgi/2552
Comments (2)
Post a Comment
へぇ~素焼きの三島もあるのですか。やはり陶片から得られる情報は測り知れないですね。本物だけがもつ姿や形を知るには、完器より陶片であるのは紛れも無い事実・・・だと思っています。
素焼きの三島ありましたよ。知人から交換してと言われて手元には残ってないのが残念です。
是非お見せしたかった~