うつわやブログ

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May 26, 2014 12:47 PM

お茶会メモ

ブログの更新をお休みする前に、、、数日前に行ったお茶会の忘却メモを。

掛軸は織部が剣仲に宛てた消息。全く読めず、下に置かれた解説をみて、説明をお聞きする。
兄弟弟子にあたる剣仲が利休からもらいうけた鉈鞘の花入を、織部がたまらなく気に入ってしまったのか?それを持ち帰ってしまい、後日代理の者がその花入を返しに来た時に添えられた書状。

20140525sanngenan01.jpg

説明をうけると、当時の茶の湯の面白さが感じられてくる。 今の茶道具とは違って、まだ伝来もない、高価なものでもなかったように思う。鉈を収納したケースに略奪するまで心奪われる。 その後に美術館で見たいくつもの鎹で止められて竹の花入れなどをみても、自然に使いこまれ朽ちていく素材の美しさというか、面白さみたいなものが鉈鞘にもあったのではないかと想像する。


お軸の横に、再現された鉈鞘の花入れに花が入れられていた。それは後日写しで造られたものらしい・・・そこには現代に通じるものを感じた。

20140525sanngenan02.jpg


見立てでとりあげられた道具と、それを写したものの違いは大きいようにも。

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