April 16, 2006 6:43 PM
馬蝗絆好きな人にお勧め映画
上の写真は陶磁協会の研究会の時にM氏宅で撮影したもです。
国立博物館に馬蝗絆(ばこうはん)と云う銘の青磁茶碗があり、
それ以外でこの様な鎹(かすがい)修理したものを観るのは初めてでした。しかも日常に何気なく使われている花入!思わずカメラに収めました。
「子はかすがいでありまして~」と云うのもここからきてるみたいですね。
いったい、どうやって穴を空け鎹を入れているのか分かりますか?
映画「初恋のきた道」を観た時には驚かされました。
茶碗修理屋のおじさんが、見事な手さばきで器を修理する様子見せてくれます。
このシーンは大きな感動さえ与えられます。
美術館で名品を見るのも楽しいのですが、生活の中にとけ込んだ器には一段と愛着が湧いてきます。
そして物に宿る人の思いもいいですね。(←これは映画の感想です。)
まだの方には是非、お勧めの映画です。
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Comments (3)
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お久しぶりです。
馬蝗絆は、大好きです。
きれいですよね。
あの、かすがいがさらにアクセントになって凄く良いと思います。
修復には、色んな方法が有りますが、この方は何故かすがいで治されたんでしょう?
ちょっと聞いてみたくなりました。笑
ぼんぼんさん、こんにちは、お久しぶりです。
この修理、良く考えると不思議ですね。
映画の中では、ごく普通の行商人のようでした。
もしかして日本でも昔はこんな修理は普通だったりして???とかはありえないですね~笑
今度 M氏に会った時に聞いてみます。
気になって詳しい方に聞いてみたのですが、昔は鋳掛屋(いかけや)と云う職業があって
物の無い時代は鍋、釜、茶碗など修理しりて使ってたようですね。
これも鋳掛屋さんの仕事のようです。当時はこの修理が一般的だとか。
現代は修理するよりも、新しいものが容易に入るので、なくなってしまったのでしょうね。