うつわやブログ

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August 22, 2008 9:00 AM

蒐集

小皿が集まると同じサイズごとに重ねています。

egawari01.jpg
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このような図変わりも面白いと眺めながら・・・

同じサイズの違った図柄がまだあると、もっと面白いのではないかと考える。

蒐集家とお会いする機会が度々あります。

品物をしまったまま「目垢がつく」と人目にさらさずこっそりとかわいがったり、我が子のように愛で「これは私の命だから・・・」とまで言わせるモノまで、蒐集は人によりモノにより様々ですが

蒐集品を拝見すると、その持ち主の人柄まで窺がえるような気もします。

蒐集癖というのでしょうか、そのようなものが元々そなわっていたのかなぁと思う事がありました。

先日、友人宅の庭先で手料理をごちそうになってたら、蚊の大群に襲われ
あまりにも刺されるので、蚊を退治してはテーブルの上へ順に並べていると

横から友人に「蚊もコレクションしますか」と言われ、
これも一つの蒐集癖ではないかと気付かされる・・・(笑)

8月24日 画像追加

egawari03.jpg

飴釉徳利に鎬盃。数の子の粕漬けとおくらの梅肉和え

おくらを畑から調達し、あるものをいれてみました。
呑めるのは盃に入ってる程度なので、徳利はあまり役立ってないような・・・

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Comments (11)

そば猪口1000個なんて人の話きくと「切手集めてるわけでもあるまいし…」など悪態をつきますが、たしかに「寄せ向付」「寄せ盃」なんてものには憧れます。

>蒐集品を拝見すると、その持ち主の人柄まで窺がえるような気もします。

おぉ、こわ。

そば猪口1000個、集めるのも大変ですね。
私にも不向き、というか無理です。

蒐集品を拝見して、しっとりと潤ってたりすると大切に使われてきたんだなぁとか感じますよ。
四月亭さんのも見たいです~(笑)

 喉から手が出そうです かわいい豆皿、蕪村の絵を見ているようです。 牛タンのスライス、片やオクラのおひたし。酒ゎ辛口の冷で、さて うつわやさん、お手持ちの 徳利、ぐいのみ 何が出てくるでしょう???? That your problem?????
Vick.

蒐集品をみると、その持ち主の人柄は解りませんが、その持ち主の力量はある程度解ります。
作家さんの作品の場合だと作品をみただけで、作家さんの性格がある程度解ります。
うつわやさんの場合・・・やめときましょう(笑)
お互い見られているわけですから^^

 Vickさん、牛タンのスライスとオクラのおひたし盛ってみようかと思いましたが、冷蔵庫にはありませんでした~残念。
徳利は1本しかもってないです~ぐいのみもほとんどでつくして、すぐにはでません(笑)

 66さん、私の力量と性格ご理解いただけたようで・・・(笑)
恥かしげもなくさらけだしてるブログですが、秘められた部分も多少はあるかもです(笑)

ご友人は、中々のユーモアの感覚をお持ちのようですね。撃墜した敵の戦闘機の数みたいなものですから、誇らしく振舞ってみてはいかがですか(笑)

追加画像の鎬盃が気になります。こちらは、前出の初期伊万里でしょうか。
お皿も素晴らしいのですが、私、古陶磁に関しましては、基本的には国焼き至上主義者(笑)ですので、どうしても鎬盃に目が行ってしまいます。勿論、朝鮮の古陶磁には惹かれますし、李朝の焼き物も数点所有しておりますが、朝鮮の窯業技術がどのように日本で発展を遂げたかの方が興味深いのです。

それにしても、日本酒と肴を古陶磁で戴けるなんて羨まし過ぎます。酒の肴、または薬味用にと、紫蘇と春菊を植えましたが、当地は冷夏にて経過は思わしくありません。紫蘇なんか二ヶ月で3㎝足らず…(涙)

友人というか、年配の方々でユーモアではなく真剣ですよ~。
モノはウブでなくてはと、骨董屋さんをたらい回しになったものを嫌い、誇ることなく可愛がってるようです(笑)

鎬盃は「三つめの初期伊万里」です。
http://www.utuwa-ya.jp/blog/2007/10/post_214.html
私も李朝の流れを残した国焼は大変興味があるところですが、モノが好ければ産地はどこでもよかったりするかも・・・

天候はどーにもなりませんが、紫蘇の発育を陰ながらお祈りいたします。

私のコメント「ご友人は、中々のユーモアの感覚…」は、うつわやさんがテーブルに並べた蚊コレクションをご覧になったご友人のご発言「蚊もコレクションしますか」についてです。
ちょっと紛らわしかったですね。今後気をつけます。

>私も李朝の流れを残した国焼は大変興味があるところ…
古唐津以降の肥前陶器で、後期唐津や献上唐津と呼ばれる様式がございます。李朝様式から大分離れてしまっているこれらの肥前陶器に関して、うつわやさんのご見解をお聞かせ願えればありがたいです。
私自身は、胎土が水簸され過ぎ、上品な感のある献上唐津は物足りないと感じますが、武雄辺りの庶民の雑器として造られた野趣を留めた陶器には、強く惹かれるものがあります。

>紫蘇の発育を陰ながらお祈りいたします。
励ましのお言葉、誠にありがとうございます。紫蘇にも、そう伝えておきます(笑)

申し訳ありません~自分で書いておきながら思いっきり勘違いしました(笑)
「蚊のコレクション」でしたね。

献上唐津ですか~そのまんまですが、献上された唐津・・・
見解というほどのものではありませんが、当時の様子を想像してみますと

殿様「最近、都ではどのようなものが流行しておるのか?」
家臣「洗練された京焼が人気のようにございます」
殿様「進物に我が藩の唐津焼をおくろうと思うが、今のままではどーも田舎臭い、田舎者と馬鹿にされてはたまらん、我が藩の力を世に示す為、贈って喜ばれる洗練された唐津焼をつくらせろ!」
家臣「はーはぁー!仰せのように」

こんなのが・・・献上唐津です。

これ、面白いです。是非シリーズ化して下さい(笑)

「古唐津愛ずる姫」
今は昔、豊前の国に、古き唐津ものを愛ずる姫住みける。
ぢい「うつわや姫、また古びた茶碗をお買ひなさつて、世の殿方は如何思はれますか。」
姫「近頃の殿方は女子を見る目が無ひばかりか、茶碗を見る目さへも無ひのでせうか。」
殿「(いかりやさん風に)駄目だ、こりゃ。」

こんな感じでいかがでしょうか(笑)

シリーズ化ですか~ドラマじゃあるまいし・・・(笑)

「古唐津愛ずる姫」って・・・いかりやさんの登場により、志村けんさんを想像してしまいましたが、非常にウケました(笑)

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