うつわやブログ

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August 8, 2010 10:33 PM

暑い京都の涼

京都の2日目、午前中は高麗美術館に。(午前とはいえもの凄い暑さ・・・)

20100806kyouto01.jpg

展示メモ
染付の涼しげな線で描かれた草花文面取壷、生活に使われてできた小さなキズや染みがより一層やわらかさと生活のぬくもりを感じさせられる。
白磁の面取された乳瓶は、母乳の保存容器だったせいかチマチョゴリをまとった女性の立ち姿のようにも見えた(笑)
伯教氏が愛用されていた茶碗(馬盥に近い形)、控えめで静かな落ち着いた印象を受け・・・そこから所有者を想像してしまう。

午後は、古美術通りへ。
暑い中、どの店も競い合うように店頭のウインドウには涼しさ演出されていた。 20100806kyouto02.jpg

古染、青磁、水を含んだ甕に蓮が生けられ、波の絵が描かれた屏風・・・見ていると気持ちだけでも清々しくなる(汗だくですが・・・)
気になるところは「ちょっと拝見させてください」と断りをいれ店内を拝見していく。
いごこちの悪い所は数分で「ありがとうございました」と言って出て行く・・・

古伊万里が山のように積み上げられたお店ものぞく・・・
以前オークションにだした四方小皿(数枚は手元に残す)と同じ形のものがあったので、絵替りにならないかと、お店の人に断りをいれ手にとって、値段をみて驚く・・・。

ある一軒のお店では、累座の白磁鉢が目に止まり・・・李朝?にしては品がよく、官窯でもない。お店の方にお聞きしてみると「初期伊万里」との事で、納得!
白磁の上りよく、累座は小さな渦巻になっており、高台は裾にかけて狭まり、やや竹節。一片の金修理が施されいる。金額をお聞きし・・・欲しくなるものの借金がまだあるので、じっと我慢する。
他にも、黒高麗の様々な色が混じりあい発色のよい偏壷。上手の唐津も品がありよかった。

 

よいものは品格があり、目の保養となった。いつかは買える人間になりたい!

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