December 7, 2006 7:40 PM
李朝 金海手
今日はお茶の稽古日。
掛軸は「曹源一滴水」(そうげんのいってきすい)
軸の詳細は http://jyofukuji.com/10zengo/2004/09.htm ←こちら
解説を先生にお聞きしょうと思ったところに来客があり
聞けずに終わってしまいました。
しかし、来客の為に用意されていた茶碗は金海堅手といわれるもの。
その白く美しい肌は、なんと説明したらよいのか
こんな時、言葉を知らないと困りますね。
白磁に近いのですけど、とても柔らかで温かみのあるしっとりとした感じの白さの柔手といえるような州浜形の茶碗でした。←ますます分からないですね^^;
そういえば、私も金海の堅手ではないですけど、粉引を持っていました!
以前「~仕覆づくり~」で紹介した(李朝の平杯)中身がこの小皿。
この小皿を購入したのは、かなり高額のモノを扱う古美術店でした。
普段は私の手に届く値段のものは、なかなかないのですが
この小皿、一般的には盃にも茶碗にもならない大きさ、そしてキズもある。
もしかして私でも買える値段ではないかと思い、値段をお尋ねしたところ
店主は「えっ?これですか?はぁ~~値段の付けようがないですね~修理にかかった費用が・・・」
私「えっ?売り物ではないのですか?欲しいと思って・・・」
店主「でしたら、これはおまけにお付けします。こちらを買って下さい。絶対参考になりますから」といって金海粉引の鉢をだして下さいました。
その鉢は中に降込みのあとがあり、形はとてもよく(茶碗だと最高の熊川形)この焼きのあまい小皿とは対称的で、しっかりと焼けたものでした。
少し躊躇していると、店主は「この小皿は使い込むと、かなり出世しますよ」と。
なんだかその言葉に購買意欲をかきたてられ
結局は高い買い物となってしまいました。(もちろんお支払いは分割で)
この小皿、購入時はまだカセた感じがありましたけど
小服茶碗として、たまに使っておりますので
多少色が変化し艶がでてきたような・・・
果たして本当に出世するのかな?
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Comments (4)
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おまけが本命だったわけですか^^店主のお勧めより、「こっちのほうがいい」ってことありますよね。よい味に育ってます。羨ましいです。金の直しを頼む時、盛と平のどちらにするかは悩みどころですね。
そーなんです!おまけほしさに買ってしまいました^^
使っていくうちに、より美しくなるのって、たまらなく好きです。
金の直しの盛と平どちらにするか悩んでる時も、これもまた楽しい時間ですよね。
はじめまして。
じつはこないだ金海のぐい呑みをかったばかりで、「金海」「粉引」で検索しまして、こちらのサイトにお邪魔しました。
「金海」は粉引の中でも焼きがいいほうなので、なかなか育ち憎いとか言われておりまして、それなら、よぉーしと買ってしまったのですが、ぼくのぐい呑みに味がつくか、こっちの肝臓に脂肪がつくか…と思っております。
突然おじゃまして失礼しました。寒さ厳しきおり、ご自愛ください。
四月亭さん、はじめまして。
ぐい呑みに味がつくか、こっちの肝臓に脂肪がつくか…
両方ついて丸く納まりそうなぁ・・・^^
(↑失礼にあたったらゴメンナサイ。)
またコメントお待ちしています~m(__)m
呑まれぬよう、よい育ちをされる事をお祈りしております!