June 2, 2007 10:30 PM
知られざる古高取 その3
もう一つ忘れてました!瀬戸や美濃の影響を受けたものを・・・
この形はどーみても 織部ですよね。
高取焼っていうと、薄作りの茶色っぽい釉を想像されると思いますが
初期の高取は画像のような織部様式もあります。
もちろん唐津にだってありますよ。
この高台はどーみても 瀬戸ですよね。
↑写真の撮り方まずかったですね。(左側の高台だけよかったのに)
ちょっと反省^^;
6月7日 画像追加しました。
「高取焼き(出土品が語る筑前陶磁のはじまり)」図録より
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Comments (4)
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この向付け、美濃織部の形そのものじゃないですか@@かなり貴重な品とお見受けしましたがお持ちなんですか!これが作られた背景を知りたいですね~。
くらいけさん~残念ながらこれは私のものではありません。
作られた背景を考えると、多分京都あたりの注文品ではないかと思います。三条界隈からかなり出土してます。
それと、「出土品が語る筑前陶磁のはじまり」には
「筑前国風土器」を元に、五十嵐次左衛門という唐津から高取にきた優秀な陶工が元々持っていた技術の中にこれらの様式があったらしと書かれてましたよ。
は~、織部のような形に瀬戸のような高台ですか。
桃山時代のダイナミックな文化交流の様子が偲ばれるとともに、織部とは一体何者だったのか?ということに思いを致しました。
この時代モノって、本当に興味深く心ひかれてしまいます。
やはり交流があってこそ出来たモノの一つでしょうね。