January 5, 2008 6:33 PM
福寿きたり!
お正月は、瞬く間に過ぎ、
昨日は、お世話になっております知人のお供で外出。
お出かけ先で、縁起の好い思わぬもらい物をしました。
福寿の文字が入った伊万里の鎬碗(上画像)をいただきました。
年明け早々、福寿がくるとは、あり難き幸せ。
上の写真は内側をセロテープで接着し撮影したもので、バラバラにすると陶片です。
そして、裏側の底と胴の半分は失われたまま。
この碗を作り手の視点で見てみますと
福寿と書かれた文字の下地(素地)は平らに削られ、両端には鎬。
機能だけでなく高いデザイン性と、平らにすることで絵付けもしやすくなり、比重も軽くなるといった合理性が感じられます。
染付け呉須(顔料)の発色と、この素っ気無い(上手く書こうとして無い)筆運びは、分からないなりにも、初期伊万里に分類されるのではないかと。
勉強不足で曖昧さが沢山なブログですが
本年も宜しく御願い致します。
他に、鎬に福寿と書かれたものがないのだろうか?と探してみますと
青森県「中里町立博物館」の平成13年度夏の企画展に天目碗がありました。
「鎬福壽字天目碗」 「詳細ページ」
↑こちらの 「鎬 福寿 天目形」 って・・・珍品ですよね。
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Comments (6)
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明けましておめでとうございます
この鎬碗、陶片ながらいいですね。いつかこの写しを作ってください。
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします!!
いやぁ、実に素晴らしい碗、、、と思いきや、陶片ですか~(><)でも、素晴らしいですね。完品が欲しい。
「福寿」じゃなくてただの「福」ですが、初期の鎬でこんなのがありますよ~ ↓
ttp://www.fufufufu.com/product.asp?SEARCH=Goods&id=000000010260
ご存知かもしれませんが、福が100個書かれているといわれていて、酒飲み憧れの逸品の一つです。
今年も宜しくお願いいたします!
なんか縁起の良いスタート、ですねぇ。
wadaさん~本年も宜しくお願いいたします。
このような欲のない字は難しいですよね~
真似ると、わざとらしさがでそうで、
自分なりの写しをがんばってみます!
bion5555さん~こちらこそ宜しくお願いいたします^^
残念ながら、陶片でしたw
fufufufuさんの「福」は初見です!
(初期伊万里に興味をもったのは最近でして^^;)
凄い数の「福」文字。これはかなりめでたい徳利ですね!
Moneyさん~本年も宜しくお願いします。
只今 名古屋城博物館より帰宅しました~
李朝展があってましたよ^^
あけましておめでとうございます。
おめでたい陶片ですね~。まさに福づくしです。
desafinadoさん~
年明けから福づくしで^^
本年もよろしくお願いします。