August 3, 2008 8:44 PM
輪宝文蕎麦猪口
あまりにも暑くなると、染付や磁器ものが涼しげで好ましく感じます。
この輪宝文は、邪気を払う密教宝具の「輪宝」が簡略化されできた文様のようです。
先程、涼しげな染付けがないかとオークションの伊万里染付をのぞいていました。
よいものがあっても値段をみると高くてがっかりし、出品数も多く3000件以上あり、なにかないかとみているうちに段々と疲れてきます。蛸唐草の絵付けの線とか、みじん唐草とか・・・みじん唐草の皿は1枚ぐらい欲しいかなぁと思いながらも、多くをみれば見るほど何故かさっぱりとした初期伊万里にひかれます。
染付は、無地の中に1,2点あるとひときわ目立ち、絵も細部までゆっくりと鑑賞できるような気がしました。
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Comments (8)
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いや~、この時期はこのような図柄の器が良いですね。
麦茶飲むのにもいいし、そば猪口にも使えそうです。そうめんが食べたくなりました。
うつわやさま
あーこのふち周り。三川内焼のアイデンティ!
私は、「高」の字だとばかり思っていました。
輪宝だったんですね。
涼風献上いたします
ぼくは生涯一蕎麦猪口…なんでもない化政期のものですが…それ一つで充分です。
それ以前にも以後にもいくつか買いましたが…蕎麦猪口に冷酒にお茶に向付にと重宝してまして、磁器でも手になじんできたかぁと思ってます。
desafinadoさん、夏になるとそば猪口を持ってたことを思い出し、緑茶やコーヒーに使ったりしてました。麦茶もいいですね~最近はそうめんばかり食べてますよ(薬味沢山入れるんでこれよりちょっと大きな器使ってます)
wassenaarさん、三川内焼(平戸)も共通するんですよね。
いわれてみると「高」の字にも見えます!
↓こちらの9月に同じものがあり、解説されていました。
http://www.koimari-takaraya.com/useful/2003.html
暑い時の涼風はとても気持ちよいものですね。
(では、次は平戸のくらわんかを献上いたします)
四月亭さん、普段使うには数は要らないですよね。
いつかお茶事をしたいと思いながら骨董屋さんに行く度一つずつ買って6客揃ったのですが・・・茶事ができるか疑わしくなってきている今日この頃です。
今月はひとつこのそば猪口を愛用してみます。
私も蕎麦猪口はあまり持っていません。どちらかと言うと、立ちぐいの様な形状の酢猪口(のぞき)の方が好みです。
焼酎ロックには蕎麦猪口、日本酒にはのぞき、と使い分けをして楽しんでおります。呑兵衛は忙しいのです(笑)
温故知新とはよく言ったもので、古伊万里または江戸の意匠を知る程に、その成立の経緯や秘められた意味合いに感心致します。
同時に、「現代人が古き良き物への理解を深めるのは有意義な事だが、そこから得た物を糧に先人の様に創造的であれ」と古い品物は訴えかけていると感じることがあります。
お酒を召し上がる方は酒器の楽しみ方に拘りがあり、呑めない私にはとても羨ましいです。
コメントを拝見してますと、呑めたらいいなぁ・・・よし呑んでみようかぁ・・・と(笑)。
古伊万里にしろ、他の古陶をみておりますと、自然とその時代背景なども浮かび、
そこから何かを与えられてるような気もしますよ。
酒器の収集始められるのですか! もしかして、既に古唐津の立ちぐいを入手にしていらっしゃるとか…
うつわやさんが左党の仲間入りをされたら、拘りの酒器を持ち寄って、同好の士で集える機会があったら楽しいですね。「麦」さんあたりで(笑)
酒器の収集ではなくて、古唐津の立ちぐいも、どんでもないです~
これ以上借金増やせません(笑)
ちょうどその日にお酒いただいたんで・・・
「麦」さんご存知ですか~最近は小倉駅近くの「小山」さんにもお世話になってます。
(持参の古陶に盛り付けてもらえます)
そのうち拘りの酒器会みたいなのできたらいいですね。