うつわやブログ

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April 2, 2009 10:27 PM

つくも神

長い年月、大切にされた道具には神が宿るらしい・・・。

20090402douzono00.jpg

私にとって気軽には使えない神々しい茶碗です。
この茶碗を使うにあたり、部屋を清め、身なりを整え、身構えてしまいました(笑)

付喪神とは→ウィキペディア(Wikipedia)

小さな一片の呼び継ぎがほどこされて、故意に付けた時代とは異なる使い込まれた形跡もあり、初期の堀の手と思われます。

20090402douzono01.jpg

口径 12cm 高さ 約7cm

20090402douzono02.jpg

品格高き伝世にも心誘われますが、堀の手の中には、無性に心揺さぶられるものがあります 。

他にこのようなつくも神もありました→若冲のつくも神

4月3日追加

20090402douzono03.jpg 20090402douzono04.jpg
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Comments (6)
Money ( April 2, 2009 11:59 PM ) 返信

私も掘りの手の、あのなんともいえない空気感に魅了されてやみません。

おっしゃられること、120%理解できます。大切に、普段使いしてください!(笑)。

このお茶碗の荘厳な姿は、古刹の庭に千年鎮座する岩のようで、
畏怖の念を抱かずにはおれません。道園あたりの産でしょうか…

よいものをご披露下さり、ありがとうございました。

神の庵のような茶碗です。

う~ん!痺れます!!!
大切に大切に使い込まれたことによってのみ
纏うことのできる古格、佇まいを感じます。

「初期の堀の手と思われます。」とは
堀の手の伝世という事なのでしょうか?
(失礼しました どうでもよい事でした。)

本当に良い茶碗をありがとうございます。
ぜひ見込の様子も見せて下さい!

これは、いい(^^)v
私も器形、絵の雰囲気から道薗かと思いましたが、高台をみると、ちょっと畳付きが太すぎるような気もして…。
いずれにしろ、いいものです。眼福(-人-)

Moneyさん、なんともいえない空気感をどーにか言葉におきかえることができないかと思案しています。
100%を超えたご理解ありがとうございます。普段使いにはちょっと・・・小心者です(笑)

西家庵さん、そのような視線でご覧くださり光栄に存じます。
この絵と土からすると道園と思われます。

四月亭さん、付喪庵とでも名付けましょうか・・・。
(九十九庵、つくも庵は他にもありましたので)

小服さん、ありがとうございます。
”堀の手の伝世”よく”中途伝世”とかいわれてるものです。
(買うときには価格差があります・・・伝世してなければ少しはお手頃です)

>ぜひ見込の様子も見せて下さい!
ちょっとだけですよ~。後ほど・・・。

bion5555さん、お察しのとおりです。
畳付は写真の角度のせいでしょうか、実物はそんなに太くはありません。
やっと借金を払い終えました・・・。

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