December 10, 2009 10:50 PM
藁灰釉の焼上り
utuwa_yaギャラリー掲載の「藁灰釉碗」が焼きあがりました。
今回、藁釉に使っている土をもう少しだけ柔らかくしようと調整しましたら、焼きしまりが若干あまくなりすぎたようです。
それと、来年5月25日~30日ギャラリーとわーる&モッコさんでの展示会が決まり、試作を少し。
粉引で作っていた汐景(しおげ)を、今回は柔らかく藁釉で包みました。
サイズは"かわず"を意識して・・・思ったより小さく旅茶碗にもよさそうです。
さらに汐景を変化させ・・・片口と耳付小付に。
先日、お店で盃の大きさについて、話題になり・・・
最近の盃は大きいものが人気をよび、小振りが少なくなってきているようで、以前、コメントをいただいた酒の重さを手に感じるぐらい軽い盃というのも思い出され、小さな盃を作ってみました。(食事を楽しみながら、ゆっくりと呑むには小さな盃がいいらしい。余談ですが、ちょこちょこ呑むから、猪口という)
それと、大振りの盃を使う場合は、景色を楽しむたの空間を残します・・・
大きな盃になみなみと注ぐと、盃が溺れます!との事ですので、これからの時期、注ぎすぎないようご注意ください。
以前、卯の斑の器に卯の花で紹介した鉢を・・・と思ったら、耳が大きくなりすぎましたm(__)m(土鍋つくってたもので・・・)
今回使った土は、鉄分の少ない層で、焼き上がりは以前のものと異なります。
12月11日 追加
一番ちいさな盃を拡大してみました。
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Comments (8)
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素敵な器が焼けましたね、手にとって観たいなぁ~^^
藁灰釉の汐景は、上品な会寧かと思いました。
ぐい呑みは高取のような感じですね。
大は小を兼ねるで、大きなぐい呑みに半分ほど注いで呑めばいいし、加藤唐九郎なんかはぐい呑みは大きくて五勺ぐらい入るのがよろしいとか言ってます。
ぐい呑みも寄せ盃を出されると、大男がかわいいの撰んだり華奢な人が大ぶりなの選んだりおもしろいものです。
土鍋作られたんですか?季節のもんでいいですね。扱いがむつかしいから、当方はアルミ鍋です。
一見、山瀬の土味を感じさせますねー
まいこのお茶さん、ありがとうございます。
また機会がありましたら是非に。
四月亭さん、会寧といわれればそんな感じもしますが、柔らかいです。地元の原料なので、高取に近いと思います。
ぐい呑みの大きさは、人によってまちまちですね。
小さな盃だと何度も何度もつがないといけませんね~呑みたい人には、ある意味いじめのようにとれるかも(笑)
寄せ盃もいいですね・・・私は呑めませんが盃は好きです。
土鍋はちょっと頼まれたので試作しています。土鍋(セラミックでない土モノ)を使ってる料理屋さんで、使い方をお聞きしましたら、底は洗わず、出汁は沸騰させないようにとの事でした(ふきこぼれて底に水気がきても割れやすい)
66さん、私もそう思いました。
以前よりカオリン質が多くなった感じで、釉の薄くなった所がやや黄色ぽくって、そのへんも似てるような気がしました。
私もこの山瀬のような土味が好きです。
いい感じです。大変感心して見ました。
私は小さい盃で呑むのが好きです。
そしてぐい呑みより平盃派です。
軽量カップ→小さな片口→小さな平盃、ぬる燗で呑んでます。
ありがとうございます。
堅手屋さんは、平盃派なんですね。
盃の好みは、形、大きさ、手取りなど様々で、呑むものによって、細かく使い分けされてる方もいらっしゃれば、集めるだけで使わない方などもいらっしゃり、山盃や馬盥、筒形などいろいろとありますが・・・
これからは、汐景派が主流になるはずです(笑)
藁灰の質感が独特ですね。
釉のかかり方もみて見たい。
三月に実物を見るのが楽しみです。
決して合成藁灰ではありませんよ~天然藁で、小波たててます(笑)
今度、是非。
三月は白磁展になったはずでは・・・新年会に持参します。