うつわやブログ

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March 16, 2010 11:25 PM

李朝の白磁

昨日、窯の焼成を終え、仕事のほうは一段落しました。
土曜日からの展示会「白磁をたずねて」を前に、李朝の白磁を・・・。

李朝白磁、と一言でいっても、初期に代表される灰白色のものや中期に多く見られる乳白、分院の青白など、様々です。

20100316rityouhakuji01.jpg

白磁盃 口径 7~7.5cm 高さ 約4cm

この盃は、釉溜りには鮮やかな青みをおび、すっきりとした上りの青白磁。

20100316rityouhakuji02.jpg

箆切りの高台も"おへそ"のようで、かわいい。

20100316rityouhakuji03.jpg

こちらの白磁は、乳白色の茶入の高台。

この高台は白磁といえども、土モノのような面白さがあります。

他にこの高杯 (たかつき)などは、堅手に近い。
http://www.utuwa-ya.jp/blog/hakujitakatuki02.jpg

あと、金海なども白磁に近いような気がします。
http://www.utuwa-ya.jp/blog/kinkai1.jpg
http://www.utuwa-ya.jp/blog/kinkaidon01.jpg

当時の人々は、白い器を求め探求したのでしょうか・・・。

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Comments (4)

墨は五彩(焦、濃、重、淡、軽)発すといいますが、白も亦しかりですね。

ぐい呑みもなんだかんだで李朝の白磁の下手が一番落ち着きます。

個展のご成功お祈りいたしております。

墨もそうなんですね。
私も官窯より民窯のほうが落ち着きます。上手の白磁をさわる時は、もの凄く緊張し、特に薄手のものになるとドキドキです。

>個展のご成功お祈りいたしております。
ありがとうございます、とても励みになっております。

まだ時差があるようで、コメントが遅れました(笑)

実は、よく似た盃をもっていたはずだったので、ずっと探しておりました。
そろそろ諦めかけていた頃、本日ようやく発掘いたしました。

計測したところ、こちらより一回り小さいようですが、全体の造形、
高台の雰囲気はそっくりです。私の盃の方が若干青磁がかっている様に
思えますが、PCの環境の差異によるものかもしれません。

重なる偶然か、同じような傷があって、現在修理待ちですが、
修繕の暁には兄弟盃ごっこをしてみたいですね(^^

西家庵さん、遅くとも大歓迎です。

こちらの盃は透きとおるような水色に、かなりずっしりとした手取りです。
お手持ちの盃、いつか拝見したいものです・・・兄弟盃ごっこ楽しみにしています(笑)

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