うつわやブログ

  • /

October 14, 2010 12:38 AM

10月のお道具

先日、お茶会があり福岡へ。

20101009cyakai01.jpg

普段あまり茶席には用いられない繕われた茶碗が、この時期には、よく使われる。一年で最も侘びた季節。

一年中、繕った茶碗を使っていると、そんな感覚も失われつつ・・・やつれ風炉や敷板(瓦)をみて実感する。

20101009cyakai02.jpg

茶碗になりそうなくらい粋な火入がタバコ盆に入れられ、竹筒の手前に蓋つきの小壷(中を覗くと、乾燥した植物の繊維のようなものが入っていた)。煙管も2本添えられている。
この道具の組み合わせにも、ちょっと感動した。道具は使われてこそ、と思うのですが、このしつらえって、躊躇なく粋に使いこなせる人は果しているのだろうか?(使っていいの?)疑問をもちつつ・・・使ってるところを見たいと思った(笑)

20101009cyakai03.jpg

使われている道具、展示されていた道具、数々のお道具に感動した日となりました。

Trackback (0)

Trackback URL: http://www.utuwa-ya.jp/mt/mt-tb.cgi/3001

Comments (4)

粋な火入とタバコ盆見せてほしかったです。(^^)♪

茶碗は繕われていないと物足りなく感じる私は
やはり変でしょうか。

もちろん 繕ってあれば何でも良いわけでは
ありませんが。
センス溢れる美しい呼び継ぎも大好きです。
(負け惜しみ?)

真ん中の写真の苔びっしりの灯篭?も素敵です!

私は火入れに火がはいってれば、断った上で、スパスパやりますよ。
けど、灰吹にポンとやるのを知らない人が火入れを灰吹だと今まで思ってたと言われて…そんなんしたら縁が欠けるでしょうって(笑)

ぼくも道具の傷はいとわないほうなんで、初風炉から名残の茶だとよく言われます(汗)

茶助さん、大寄の茶会でしたが、写真を撮る勇気はありませんでした。
イメージ的に↓このような感じです。
http://www.jti.co.jp/sstyle/trivia/know/story/japan1/13.html

小服さん、よいものは繕いがないと、手も足もでません~。
私が繕いを好むのは負け惜しみですよ(笑)
といっても、分相応を楽しみます。

四月亭さん、煙管、使えるんですね~粋ですよ!
(火入は、美しい灰形に囲まれ火がはいってました)
これはマナーを知らないで使うと、どんでもなく恥かしいことになりそうですね(笑)
下手すると笑い話ではすまされない状況に陥りそうです。

無傷の面白みに欠けるものより、傷があっても、ですよね。

Post a Comment

カテゴリ
最近のブログ記事
アーカイブ

↑