September 16, 2008 8:10 AM
おしどり象嵌の焼き上がり
内覧会というほどでもありませんが、皆様からおよせいただきましたリクエストによって出来た焼き上がりをUPしていきます。
まずはおしどりから・・・
発端はこちら→「made in Korea」
製作過程→「おしどりの象嵌」
いつもより還元がかかりすぎたため釉薬の薄いところがちょっと焦げました。
徳利はシンプルに...裏が柳で表が水鳥の予定が
なんとなく柳の方がが表になったような・・・
徳利は焼き傷がでたため完成はこの1つだけとなりました。
立ちぐい呑みは横におしどりを・・・。
平盃は見込みに・・・
ついでに小湯呑の蓋物
おまけに小皿も・・・
9月16日 追加
傷がでた徳利です。
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Comments (6)
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焼き傷は直しがきかんのですか?実はこれより気になる徳利がひとつあったもので…。
肌質はこないだいただいた象嵌の手と同じくらいでしょうか?
いずれにせよ線が委縮しておらず、あの線を自家薬籠となされたようで大慶の至りです。
どちらの徳利だったのだろうかと・・・
一つは焼成前に傷がでたので焼かず(←多分こちらの方ですね)一つは胴下に1cm~2cmのニュウが2本あり、そこから水漏れします。画像追加しましたので参照ください。
肌質は象嵌手より、よく焼けており(焼成温度は同じ)やや光沢があります。
これからも、まだまだ努力を重ねなければと感じております。
こっちのほうです。
漏れますか…米のとぎ汁程度じゃだめでしょうね~。
漆でも塗りこむかしか…。
向後に期待しましょう。
多分、漆なら止まりますが・・・
手間と時間をを考えると作ったほうがよいみたいです(笑)
もっとよいものを志します!
陶土の質にもよるのでしょうか、青磁は還元がかかり過ぎると、こんなにも沈んだ発色になるのですね。ちょっと金属器のようです。
傷の出た徳利は残念ですが、無事だったもう一方の徳利と比較するなら、造形的には私も
「キズモノ」の方が好みです。
希代の数奇者の元を渡り歩いた有名な徳利「酔胡」の様な安定感のある佇まいも美しいと思いますが、こちらの方が掌に収まり、使い勝手が良いように思います。あくまでも、個人的な感覚でしかありませんが。
粉引徳利「酔胡」 - MIHO MUSEUM
http://www.miho.or.jp/booth/html/artcon/00003974.htm
asahi.com:日本が愛した古器物の系譜 「骨董誕生」展
http://www.asahi.com/shopping/yakimono/ono/TKY200606250137.html
西家庵さん、土質によるものだと思います。青磁というより灰青磁?ぐらいの感じです。
土の持つ特徴を生かしたく、釉薬は灰が主成分です。
「酔胡」も好きで真似てみますが、なかなかバランスがとれませんよ(笑)
あのような釉調最高ですね~